.ODSファイルとは何ですか?
拡張子が .ods のファイルは、ユーザーが編集できる OpenDocument スプレッドシート ドキュメント形式を表します。データは ODF ファイル内に行と列に格納されます。これは XML ベースの形式であり、Open Document Formats (ODF) ファミリーのいくつかのサブタイプの 1 つです。この形式は、OASIS によって公開および維持されている ODF 1.2 仕様の一部として指定されています。 Microsoft Excel、NeoOffice、LibreOffice など、Windows やその他のオペレーティング システム上の多くのアプリケーションで、編集および操作のために ODS ファイルを開くことができます。 ODS ファイルは、さまざまなアプリケーションで XLS、XLSX などの他のスプレッドシート形式に変換することもできます。
簡単な歴史
ODS ファイル形式の仕様は、ODF 仕様として開発された標準に基づいています。これらの仕様は、以下のように OASIS によって開発および公開された 3 つのバージョンの形で過去に進化してきました。
2005
- バージョン 1.0 は 2005 年 5 月に公開されました
2007
- バージョン 1.1 は 2007 年 2 月に公開されました
2011
- バージョン 1.2 は 2011 年 9 月に公開されました
ODF 1.0 から 1.1 バージョンへの移行では、かなり小さな変更がありました。 ODF 1.2 バージョン は、ODF 仕様の最新バージョンであり、ODS 読み取り/書き込みに関連するアプリケーションを開発する開発者は参照する必要があります。
ODS ファイル形式
OpenDocument 形式は、単一の XML ドキュメントとしてのドキュメント表現と、ZIP アーカイブとしてのパッケージ内の複数のサブドキュメントのコレクションをサポートします。 ZIP アーカイブの各ファイルには、ドキュメント全体の一部が格納されています。各サブドキュメントには、ドキュメントの特定の側面が格納されます。たとえば、あるサブドキュメントにはスタイル情報が含まれ、別のサブドキュメントにはドキュメントのコンテンツが含まれます。一般的な ODF ドキュメントには、次のコンポーネントがあります。
content.xml
– ドキュメント コンテンツとコンテンツで使用される自動スタイル。styles.xml
– ドキュメント コンテンツで使用されるスタイルと、スタイル自体で使用される自動スタイル。meta.xml
– 作成者や最後の保存アクションの時間などのドキュメント メタ情報。settings.xml
– ウィンドウ サイズやプリンター情報など、アプリケーション固有の設定。
これらに加えて、ドキュメントのサムネイル、画像などの他の多くのサブドキュメントをパッケージに含めることができます。
スプレッドシート ドキュメント ファイルは、コンテンツ (シート) が content.xml サブドキュメントに格納されている ODF ファイルのサブセットです。