.EML オプション番号
EML ファイル形式は、Outlook およびその他の関連アプリケーションを使用して保存された電子メール メッセージを表します。ほとんどすべての電子メール クライアントは、RFC-822 Internet Message Format Standard に準拠するために、このファイル形式をサポートしています。 Microsoft Outlook は、EML メッセージ タイプを開くためのデフォルトのソフトウェアです。 EML ファイルは、ディスクへの保存や、通信プロトコルを使用した受信者への送信に使用できます。
EMLの歴史
EML ファイル形式の仕様は、RFC 822 標準形式に従って入手できます。 RFC-822 より前は、RFC-733 がネットワーク メッセージ交換のルールを管理していましたが、1982 年に前者は ARPA 標準を確立することによりラテラルの改良として作成されました。同時に、Microsoft は独自の電子メール クライアント、つまり Outlook Express を開発するための独自の COM モジュールを作成しました。 RFC-822 は、Microsoft がオープン スタンダードから逸脱し、電子メールが高度に構造化されたデータベース形式で保存される PST ファイル形式を作成したときに、独自の形式として確立される道をたどりました。これにより、電子メールが Microsoft Outlook から転送されたときに、Microsoft 以外の電子メール クライアントのユーザーに問題が発生しました。
822 標準が 2822 (MIME RFC-822 形式で EML メッセージを作成、読み取り、送信するために現在使用されている Internet Message Format) に拡張されたのは 2001 年でした。
EML ファイル形式の仕様
EML ファイルは、次の 2 つのセクションで構成されています。
- ヘッダー - メッセージ ヘッダーに関する情報が含まれます
- メッセージ本文 - メッセージの内容、埋め込み画像、添付ファイルを含む一連の情報が含まれます
ヘッダー情報
EML ファイルは、ヘッダー情報とオプションのメッセージ本文で構成されます。 EML の各ヘッダー行には、コロン「:」で区切られた 2 つの部分があります。最初のものはヘッダー名と呼ばれ、コロンに続くものはヘッダー本体です。たとえば、そのようなヘッダーには次のものが含まれます。
- 送信者のメールアドレス
- 受信者のメールアドレス
- メールの件名
- メッセージの日時スタンプ
ヘッダーの例
から:<John@bmw.eml.light.com>
に:<Andy@fileformat.com>
日付: 2018 年 3 月 8 日 (木) 10:43:37 +0100
件名: bmw eml ライト
メッセージ本文
EML メッセージ本文には、電子メールの主要な情報がテキスト、ハイパーリンク、および添付ファイルの形式で含まれています。メール本文には読みやすいテキストを含めることができますが、必須ではありません。この場合、メッセージ本文は空にするか、エンコードされた添付データを含めることができます。
メッセージ本文の内容は、読み取りアプリケーションがそれぞれの形式で情報を読み取れるようにする Content-Type によって記述されます。実際には、ドキュメントの性質と形式を表します。 MIME タイプまたはコンテンツ タイプの構造は非常に単純です。 ‘/’ で区切られた 2 つの文字列であるタイプとサブタイプで構成されます。スペースは使用できません。 「タイプ」はカテゴリを表し、離散型またはマルチパート型にすることができます。 「サブタイプ」は各タイプに固有です。コンテンツ タイプのカテゴリに分類されるタイプのリストは長いですが、いくつかの重要なコンテンツ タイプは次のとおりです。
タイプ | 説明 | サブタイプの例 |
---|---|---|
text | 人が読める形式を表します | text/plain、text/html、text/css、text/javascript |
image | 動画を除く任意のタイプの画像を表します | image/bmp、image/png、image/jpg、image/gif |
audio | 任意のオーディオ ファイル形式を表します | audio/mdi、audio/wav |
application | あらゆる種類のバイナリ データを表します | application/octet-stream、application/vnd.mspowerpoint、application/xhtml+xml、application/xml、application/pdf |
EML 本文での添付ファイルの表現
EML 本文には、含まれる各コンテンツ タイプの境界が含まれます。メッセージ本文の添付ファイルは、次の例に示すように、Content-Type と Content-Disposition によって識別されます。
コンテンツ タイプ: テキスト/プレーン。 charset#“windows-1252”; name#“apple app store.txt” Content-Disposition: 添付;ファイル名#“apple app store.txt” コンテンツ転送エンコーディング: base64 X-Attachment-Id: f_jkhztmd02
ご覧のように、Content-Disposition を attachment に設定すると、読み取りアプリケーションは、添付ファイル名や転送エンコーディングなどの添付情報を取得できます。添付ヘッダー情報の後に、読み取られるエンコードされた添付コンテンツが続きます。
添付ファイルとしてのスプレッドシートの例
コンテンツ タイプ: application/vnd.openxmlformats-officedocument.spreadsheetml.sheet; name#“english_spodr.xlsx” Content-Disposition: 添付;ファイル名#“english_spodr.xlsx” コンテンツ転送エンコーディング: base64 X-Attachment-Id: f_jkhztmd43