.NDF オプション番号
拡張子が .ndf のファイルは、Microsoft SQL Server がユーザー データを格納するために使用するセカンダリ データベース ファイルです。 SQL サーバーはユーザー指定のデータを MDF と呼ばれるプライマリ ストレージ ファイルに格納するため、NDF はセカンダリ ストレージ ファイルです。 NDF データ ファイルはオプションであり、プライマリ MDF ファイルがすべての割り当てられたスペースを使用する場合にデータ ストレージを管理するためにユーザーが定義します。通常は別のディスクに保存され、複数のストレージ デバイスに分散する可能性があります。 NDF ファイルを開くには、MDF ファイルが存在する必要があります。
NDF ファイル形式
NDF ファイル形式は MDF と同じで、データ ストレージの基本単位としてページを使用します。各ページは、以下を含む 96 バイトのヘッダーで始まります。
- ページ ID *構造の種類
- ページ内のレコード数 *前後のページへのポインター
NDF ファイル構造
MDF ファイルのデータ構造は次のとおりです。
- ページ 0: ヘッダー
- ページ 1: 最初の PFS
- ページ 2: 最初の GAM
- 3 ページ: 最初の SGAM ※4ページ:未使用 ※5ページ:未使用
- 6 ページ: 最初の DCM
- 7 ページ: 最初の BCM
NDF ファイル ヘッダー
すべてのファイルのページ番号 0 には、ファイルに関するメタデータを格納するヘッダーが含まれています。
ページの空き領域 (PFS)
PFS は割り当てステータスを識別し、空き領域の量を決定します。
- ビット 1: ページが割り当てられているかどうかを示します。
- ビット 2: ページが混合エクステントからのものかどうかを示します。
- ビット 3: このページが IAM ページであることを示します。
- ビット 4: このページにゴースト レコードが含まれていることを示します
- ビット 5 から 7: 次のようにページの充足度を示す結合された 3 ビット値:
- 0: ページは空です
- 1: ページは 1 ~ 50% 埋まっています
- 2: ページは 51 ~ 80% 埋まっています
- 3: ページは 81 ~ 95% 埋まっています
- 4: ページは 96 ~ 100% 埋まっています
データファイルページ
SQL Server データ ファイル内のページはゼロ (0) から始まり、順次増加します。各ファイルは、一意のファイル ID 番号によって認識されます。ファイル ID とページ番号のペアは、データベース内のページを一意に識別します。データベースのページ番号を表示する例は、次の図のようになります。

この例は、4 MB のプライマリ データ ファイルと 1 MB のセカンダリ データ ファイルを持つデータベースのページ番号を示しています。